母の日、
うちの家では年に一度子供達がそわそわする日。
去年はお花の手配をし忘れ、
当日妹にお金を渡しお花屋さんに走らせるという。
毎年、私がお金担当、
買いに行くのは妹たち担当になります。
今年も例年にもれず、当日を迎える3日ほど前に妹に私が
「お花どうするの〜?お姉ちゃんはもうすでに紫陽花買ったから、今年はあなたたち自分で用意するのよ〜」
というと、
妹がくねくねしながら甘えた口調で
「ええ〜おこづかいちょうだい〜」と言ってきました。
うちの家ではおこづかい制はなく、必要な時に必要な分だけ渡す制度だったし、
あの甘えた口調につい逆らえず…普通にわたしました。
当日。
母にバレないようにこそっと家を出た妹弟たちが
なぜか手ぶらで帰ってきました。
いつもはみんなでひと束だったお花が
今年は一人一つになったらしく、お金が足りないとのことです。
私はちょうどその時に家におらず、
なんと、
どうしようもなくなった彼らは…
お花を渡す対象の母にお金を借りたのです!(笑)
家に帰ると、綺麗に並べられた花たちを眺めながら、
母が苦笑いしながら、でもとても嬉しそうに
事の経緯を話してくれました。
母いわく「彼らが借りる時に、『これからちょっとずつためて返すから!』」と誓ったそうです。
今年から中1になった彼らの成長が
嬉しく、寂しく思った1日でした。
12年前
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